ドイツ国防大臣「インド・太平洋戦略で韓国と協力希望」

アンネグレート・クランプ=カレンバウアー大臣の訪韓
「韓国との国防・安全保障協力をより有効にする」

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ドイツ国防大臣が26日に韓国を訪問し、インド・太平洋戦略履行のため両国の協力を強化しようと提案した。

ソ・ウク国防長官は同日午前、来韓中のアンネグレート・クランプ=カレンバウアー独国防大臣と韓独国防相会談を開催した。

ドイツ国防大臣の訪韓は、2007年のフランツ・ヨーゼフ・ユング長官の訪韓以来14年ぶりだ。

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カレンバウアー大臣は「今回の訪韓は2020年9月、ドイツ政府がインド・太平洋政策ガイドラインを発表して以来、インド・太平洋地域国家との協力強化の次元で行われたもの」とし「特に韓国はこのガイドラインでドイツの主要協力パートナーに指定されるなど、ドイツは韓国との国防・安保協力をより活性化していくことを積極的に希望する」と明らかにした。

これに対してソ長官は「韓国とドイツは歴史的、地政学的、戦略的側面でインド・太平洋地域において共同の利益のために協力していける最適のパートナーになれる」とし両国間の国防・防衛産業分野における協力強化の提案に共感した。

ドイツは中国依存度を下げるため韓国と日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国との安保・経済協力を強化するインド・太平洋戦略を盛り込んだ政策指針を昨年9月に採択した。

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ドイツ内外では、この政策は中国一辺倒のアジア外交政策から脱しようとしているという解釈が出ている。 中国で「コロナ19」が拡散した後、ドイツ経済が低迷局面に入ったうえ、香港国家保安法制定、新疆ウイグル自治区人権弾圧問題まで起こり、ドイツ内の反中世論が悪化した。

ただしドイツ政府は米国のインド・太平洋戦略にそのまま従うのではないという立場だ。 ドナルド・トランプ元米大統領が推進したインド・太平洋戦略は、中国封鎖を目的としているとすれば、ドイツのインド・太平洋戦略は国際協力を重視するということだ。

このほか、ソ長官はこの日、カレンバウアー長官に「ドイツが朝鮮戦争当時、医療人材支援を通じて30万人以上の患者を治療し、韓国の医療人材養成にも寄与した事実を韓国国民は忘れていない」とし「韓国政府は2018年、ドイツの参戦国の地位を医療支援国に格上げしたことがある」と説明した。

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ソ長官はまた、韓半島と域内情勢を説明した。 これに対し、カレンバウアー大臣は「ドイツは韓国の韓半島平和プロセスを積極的に支持している」と明らかにした。

カレンバウアー大臣は、ソ長官に早期にドイツを訪問してほしいと要請した。

カレンバウアー大臣は同日の会談後、板門店に移動して共同警備区域(JSA)などを訪問した後、27日午前に出国する予定だ。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ